夜9時に帰って、夜中2時に出る刑事の夫|警察官の妻のリアル #3
夜9時に帰ってきて、夜中2時に出勤。
そんな生活、想像できますか?
刑事の夫と暮らしていると、時間の感覚が少しずつ普通じゃなくなっていきます。
警察官の妻あるあるだと思いますが、「え、寝る時間あるの?」と思うような日も、珍しくなくなりますよね。
今回は、そんなある日の夜のことを少しだけ書いてみます。
「夜9時帰宅、夜中2時出勤」という現実
夜9時頃、ようやく夫が帰宅。
おかえり~
お疲れさま、ゆっくりしてね
いつも通り「うん」って返ってくると思ったら、その日は違いました。
朝早くに出るから
はーい
何時ごろ?
2時
!?
寝る時間、ないじゃない!
しかもそれって、“朝”って言わないような…?
ご飯食べてシャワーあびたら、それまで寝るよ
うん、わかった
(体、大丈夫かな…)
夫は淡々とごはんを食べ、シャワーを浴び、「おやすみ」といって10時過ぎには寝室へ。
私はなるべく静かに過ごした後、そ~っと布団に入って眠りました。
朝になっても、帰っていない夫
朝、目を覚ますと夫はいません。
LINEを見ると、
そのまま日勤して帰る
遅くなる
とだけ、メッセージがきていました。
結局夫が帰ってきたのは、夜の9時頃。
そしてまた、2時に出勤…。
そんな日々が続くと、さすがに心配になります。
でも、夫は愚痴も言わないんですよ。
「眠い」とも「しんどい」とも言わず、当たり前のような顔で仕事へ向かうんです。
その様子は、まるで何かに燃えているようで、
「止めてもきっと行くんだろうな~」
と感じたのを覚えています。

妻としてできることは、多くなかった
「大変そうな夫に、何かしてあげたい!」
そう思いましたが、実際にできることは多くありませんでした。
せめて、帰ると連絡があったらお風呂を沸かして、ごはんを温かくしておく!
そこだけは注意していましたね。
まだ子どもはいなかったけど、私も働いていたから、家事を全部担当するのは大変でした。
でも、夫のように夜中から起きて働くなんて、私は絶対にムリ!
きっと起きられず、遅刻しちゃうだろうな…と思うと、家事の方が楽!って思えたし、夫に尊敬の気持ちも湧きました。
それに夫が休めるのは、ほんの数時間しかないから、思い切り休める時間をつくってあげたくて。
あぁ、これが「夫を支える」ってことなんだなぁ…って、その頃は思っていました。

支える=自己犠牲、じゃない
心配はいつもあります。
夫が忙しいと、私の負担も増えるから大変になることも。
だけど愚痴を言っても何も解決しませんよね。
私は誰かに頼ったり、サービスを使ったりしながら、なんとか日々をまわしていました。
夫が頑張ってるのに、私が倒れたら意味ない!って。
「支える」って、自分を犠牲にするんじゃなくて、お互いに立っていられる形を見つけることなんだと思うようになりました。

まとめ:普通に考えたらありえない生活リズムも、普通になっていく
夜9時に帰ってきて、夜中の2時に出勤する。
そんな普通に考えたらありえない生活リズムでも、何度か経験するうちに、うまく回せる“2人なりのやり方”が、自然と作られていきました。
焦らず自分たちのペースを見つけるのって、警察官妻の私たちには必要な工夫なんですよね。
このブログでは、そんな工夫やちょっとしたコツもたくさん紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

