警察官家庭のマイホーム購入はどう決める?迷ったときに考えたいポイントを解説
- 転勤があるから住宅購入は無理かも…
- 不規則勤務な夫、マンションと一戸建てのどちらが暮らしやすい?
- 妻の家事育児がワンオペになったとき、負担を減らせるマイホームは?
警察官のパートナーとして10年以上の私から、子育て経験も交えてお話しします
警察官家庭でマイホームを買うかどうかって、普通の家庭より考えることがちょっと多め。
転勤のこと、夫の勤務リズム、そしてどうしても偏りがちな妻の負担…。
さらに、持ち家としてマンションにするか、一戸建てにするかも悩みどころですよね。
私も夫と家を買うとき、本当に迷いました。
でも大丈夫。
この記事では、そんな不安を整理して、まずは「買うかどうか」を考えるお手伝いをします。
警察官家庭がマイホームの住宅購入を検討するときは、夫の勤務リズムや妻の家事・育児の負担に合わせて、マンションか一戸建てかを選ぶのがポイント。
ちなみに私たちは家を買って後悔はありません。
夫の周りでもマイホームを持っている警察官家庭は多くいます。
1つずつ整理していけば、あなたの家庭でも「買うかどうか」が見えてきますよ。
警察官家庭がマイホームを買うか迷う理由
警察官家庭がマイホームを考えるとき、迷いやすいポイントはいくつかあります。
転勤の不安
転勤があると、せっかく買った家に長く住めないかも…という心配がつきまといます。
妻の家事育児がワンオペになりやすく、負担をどう軽減するか迷う
家での戦力がほぼ妻1人になる日も多いので、生活動線や家の使いやすさ、育児のしやすさをどう確保するかが悩みの種です。
夫の勤務が不規則で、生活リズムに合う家のイメージがつきにくい
当直や深夜の出入りがあるため、どんな家が暮らしやすいかイメージしにくいんですよね。
マンションか一戸建てか、どちらが合うか判断しにくい
夫の不在、深夜の生活音…。そういった面から見ても、どちらも一長一短で迷ってしまいます。
1つずつ整理していきましょう。
買う前に整理したい3つのポイント
マイホーム購入で迷ったとき、まずはこの3つのポイントを整理してみましょう。
- 転勤の不安
- ワンオペになりやすい妻の家事育児負担
- 夫の勤務リズムと家のタイプの相性
1.転勤の不安
警察官家庭だと、転勤は避けられない現実。でも、「家は買えない」と最初から諦める必要はありません。
大切なのは、事前にルールや対応策を理解しておくことです。
【大前提】管内居住ルール
警察官には、勤務先の警察署の管轄区域内に住む義務があります。
これは例えば大きな県で、勤務先からあまり遠くに住むと、急な呼び出しに間に合わない可能性があるために設けられているルールです。
とはいえ、最近は少しゆるくしている県もあって、意外と県ごとに差があります。
家を購入する前には必ず職場に確認しておきましょう。
さらに詳しく、こちらの記事で解説しています↓

転勤時の対応策
転勤があっても、対応策は3つあります。
- 自宅から通勤で対応する範囲
- 片道が何時間を超えたら単身赴任に切り替えるか
- 家族で引っ越す場合の方針(学校・仕事・空き家の扱いなど)
ポイントは、事前に夫婦で「遠方に転勤になったらどうするか」を話しておくこと。
夫婦で大まかな方向性を合わせておけば、いざという場合、手詰まりになりにくいですよ。
2.ワンオペになりやすい妻の家事育児負担
警察官家庭だと、家事や育児の負担がどうしても妻にかたよりやすいです。
だから、家の使いやすさや育児のしやすさは、一般家庭より優先度高めで考えるのがコツ。
- 生活動線はスムーズか(キッチン・洗濯・玄関など)
- 駐車場から玄関まで荷物や子どもを運びやすいか
- 部屋数や間取りの将来性はあるか
- 収納は十分か
- 子どもの足音や生活音に耐えられるか
夫の勤務が不規則だと、どうしても妻の負担が大きくなるので、この視点はマイホーム選びでかなり大事です。
3.夫の勤務リズムと家のタイプの相性
マンションと一戸建て、どちらが自分たちに合うかを考える時も、コツがあります。
「深夜の帰宅・出勤が多いなら、一戸建てだと隣人に気を使わず済む」
「夫の不在の夜が多い場合、マンションは防犯設備が最初から整っていて◎」
などです。
次の章で解説しますね。
マンションか一戸建てか。警察官家庭のリアルな向き不向き
家を買うと決めたら、必ず悩むのが「マンションにするか、一戸建てにするか」ですよね。
警察官家庭ならではの視点で、それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。
まずはマンションから。
- 防犯性が高く、オートロックや防犯カメラで安心(夫が夜不在でも安心)
- 掃除や修繕の手間が少なく、管理がラク(妻の負担減)
- 駅近や生活便利な場所が見つけやすい(妻の負担減)
- 夜の出入りで音が響きやすい(夫)※防音設備がしっかりしている物件もあります
- 子どもの足音や生活音が気になる(妻の精神的負担)
- 収納が少なく、制服や資料を置きにくい(夫婦共通の課題)
- 仮眠スペースを確保しづらい(リビングと寝室の距離によってストレス)
続いて、一戸建てについてです。
- 収納スペースが多く、制服や荷物を整理しやすい(夫婦共通の利点)
- 残業や急な呼び出しの深夜出入りも、周囲を気にせずOK(夫)
- 庭があれば子どもと遊ぶ時間を有意義にできる(夫にとっても家族にとってもプラス)
- 防犯対策は自分たちで行う必要あり(夫婦共通)
- 草刈りや掃除、修繕などの管理が妻に寄りやすい(妻の負担)
- 駅やスーパーから遠くなることが多く、利便性がやや低い(妻の視点)
この他に「資産価値」「広さ・自由度」「管理費・修繕費用」といった一般的な比較ポイントが加わります。
どちらが正解かはありません。
大事なのは、夫の勤務リズムや妻の家事育児の負担と照らし合わせて、自分たちの生活スタイルに合うかどうかです。
我が家の選択と実感したメリット・デメリット
私たちは一戸建てを選びました。
理由は、夫の勤務リズムに合わせて生活しやすく、子育てもしやすい環境にしたかったからです。
- 深夜の出勤・帰宅でも、周囲を気にせず生活できる
- 駐車場が玄関前で、子ども連れでも荷物の出し入れがスムーズ
- 庭があるおかげで、短い時間でも夫と子どもが遊ぶ時間を充実させられる
- 生活音を気にせず、家族のペースで過ごせる
- 夫の寝室が2階で、1階の生活音が響きにくいため、夜勤明けでも私と子どもが気兼ねなく過ごせる
- 駅から遠い → 車や電動自転車をつかう
- 防犯面 → 音の鳴る砂利や庭周りの照明で対策
- 掃除や修繕 → 修繕費を積み立てたり、くらしのマーケットなどで安く依頼
警察官家庭だからといって、一戸建てが必ずいいわけではありません。
私たちは、このメリットの優先順位が高かったので、一戸建てを選んだという結果です。
ちなみに家を探す前に、「どの価格帯までなら無理なく買えるか」を明確にしておくと良いですよ。
私たちも希望エリアで良さそうな物件を集めたら、2,000~5,000万円の物件が入り混じって、どれが現実的かわからず迷ってしまいました。
安さのために妥協を重ねても、無理なローンを組んでも、後悔が残りますからね。
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買っていい?まだ先?警察官家庭のためのチェックリスト
警察官家庭が家を買うとき、「そろそろ買えるかな?」それとも「もう少し待ったほうがいい?」を判断する目安を、3つのポイントでチェックしてみましょう。
- 転勤があっても、ざっくり対応策(通勤/単身赴任/家族で引っ越す)が決まっている
- 夫婦で「ここまでは通勤」「ここから先は単身」と合意できている
- 不規則勤務に合わせて、マンションか一戸建てかの選択肢がイメージできる
- 深夜の出入りで生活に支障が出ないか、仮眠スペースや子どもの生活音とのバランスを想像できる
- 家事・育児の動線や収納、生活環境で負担を減らせそう
- 駐車場から玄関までの距離や荷物・子どもの移動のしやすさを考えられる
- 部屋数や間取りの将来性もある程度イメージできる
チェック結果
3つともできそう! → そろそろ買えそう!前向きに検討してみてくださいね。
まだ不安が残る → もう少し待ったほうがいいかも。まずは夫婦で不安なポイントを話し合ってくださいね。
警察官家庭のマイホーム購入には独自の判断軸がある
警察官家庭が家を買うときに考えたいのは、この3つです。
- 転勤の不安
- 夫の勤務リズムと家の相性
- 妻の家事育児負担
この3つで整理すると、迷いが減って、購入するかどうかを考えやすくなりますよ。
参考にしながら、皆さんの生活スタイルに合った選択をしてみてくださいね。
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