警察官パパの仕事、5歳の子どもにどう説明しよう?絵本が意外とよかった話
警察官の子どもなのに、パトカーに全然テンション上がらない娘
ショッピングモールや町のイベントに、パトカーがきていること、ありますよね。
パトカーに乗れますよー
子ども用の制服や帽子もありますよー
お写真どうぞー
みたいなのです。
周りの子どもたちが、おめめキラキラで並んでいたりして、可愛い♡
そういうイベントを見かけたら、
「娘も喜ぶかな?」
って思って、娘が2歳頃からよく立ち寄っていました。
なんてったってパパは警察官だし、娘が喜んだら、パパも誇らしいんじゃない?って内心ちょっと期待。
ぶっちゃけ、
娘が喜ぶ→
→夫が「僕も警察官なんですよ」という
→周り「パパさんそうなんですか?すごーい!」という展開
も、ちょっと想像していました。
(すみません、見栄です)
でも現実は、娘、全力拒否。
夫「ほら見てパトカーがあるよ~」
娘(プイッ)
私「かっこいいよー」
娘(プイッ)
夫「乗ってみる?」
娘「ヤダ!」
私「(後ろ並んでる…)じゃあ、制服着てみる?」
娘「ヤダーー!!」
私(き、気まずい…)
結局、仕方ないので夫が娘を抱っこして、パトカーの横に立って、私が写真を撮る…で終わることが多い私たち。
ちなみに娘は、完全に不服顔です。
子どもだからって、全員がパトカー好きなわけじゃないんですよね。
パトカーや制服が好きなら、そこからパパのお仕事の話も興味をもってもらえそうと思ってたんですが…。
5歳になっても興味がわかなかったので諦めました笑
パパは「悪い人をつかまえる人」、それだけ?
夫の仕事の説明を、初めて娘にしたときのこと。
「パパは警察官っていって、悪い人をつかまえる仕事なんだよ」
って伝えました。
その頃は夫は刑事だったので、その説明でよかったんです。
「けいさつかん」
「わるいひとをつかまえる」
この2つが、娘の中にあるパパのお仕事イメージでした。
でもその後異動になって、パトロールなど、違う仕事をするように。
警察官って、他にも役割がたくさんありますよね。
さて…何て説明しよう?
娘「パパは、悪い人つかまえるお仕事なんだよね?」
夫「う~ん。そうだね…でも今はちょっと違うかな」
娘「警察官じゃなくなったの?」
夫「警察官にも、いろいろあるんだよ」
娘「ふーん…」
こんな感じで、曖昧になってしまっているのも、どうしようかと感じていました。
絵本「おしりたんてい」で、警察官=ポンコツ?
娘が一気にはまったのが、「おしりたんてい」。
絵本、アニメ、映画化までされている、子どもに人気のシリーズです。
面白くて、私も大好き!
そこに、ワンコロ警察という警察組織があって、署長や刑事さんなど犬の警察官たちがたくさん登場します。
ただこの、おしりたんていに出てくる警察官たち、愛すべきお間抜けキャラというか、みんなちょっと抜けてるんですよ。
主人公である名探偵「おしりたんてい」の推理力を、際立たせるための引き立て役が、彼らワンコロ警察の役目。
だいたい犯人に振り回されたり、ミスをやらかしたり。
娘「あははー!」
夫「こんなミスが本当にあったら懲戒ものだよ」
最後はおしりたんていが解決、という展開がお決まりなんですが、だんだん、モヤモヤを感じるようになってきたんですよね(作品自体は大好きです)。
で、ちょっと言っちゃったんです。
私「本物の警察官は、こんなポンコツじゃないよ」って。
夫「まあね」
あなたは家ではポンコツな日もあるけど、って言いかけて飲み込みました。
家庭の平和が優先。
あと娘に、警察官=頼りないイメージがついてしまわないか?って感じたんです。
やっぱり、もうちょっとパパの仕事を上手に説明したいな、と思うようになりました。
警察官の仕事の説明のために、絵本を借りてみた
パパの仕事をどうやって説明しよう。
イベントは刺さらない。
パトカーも刺さらない。
ちなみにYouTubeの警察官動画も刺さりませんでした。
何なら刺さる?
そうだ、本はどうだろう。
ということで、図書館で10冊ほど借りてきました。
リアルなパトカーや制服の写真がたくさん載ってる図鑑や、警察官が登場する絵本も借りました。
その中で娘が何度も持ってきたのは、いちばんシンプルなイラストの本だったんです。
あれ、意外とそっち?
まさかの階級章ブーム
娘が食いついたのは、パトカーではなく、階級章のバッジでした。
娘「いっぱいある!パパのはどれ!?」
階級章って、ぱっと見は似ているけど、少しずつ線の数が違ったり、金か銀かの色が違うんですよね。
そこが面白かった様子。
私「う~ん?ママは分からないなぁ、パパが帰ったら聞いてみよっか!」
これは夫と娘が分かり合えるチャンス!なんて思って、夫にパスすることにしました。
ちなみに階級章は、紛失しないよう、家には持って帰ってこないので、私も実物を見たことはないんですよね。
私も一緒になって本を見てみると、ポップでシンプルなイラストだからか、眺めるだけでもけっこう面白い。
むしろ娘には、こまごましたところまで見える写真より、こっちの方が分かりやすいかも。
思ったんですが、シンプルな絵って、余計な情報を省いて、見せたいところだけに絞ってくれているんですよね。
私たち、絵心ナシ夫婦なので、イラストレーターさんの素晴らしさに感謝です。
パトカー以外にも興味ポイントがたくさん
まずは制服。
娘「パパのとおなじだ!」
そうだよね、いつもリビングに部屋干ししてるから目にしてるもんね。
(盗難防止のためにベランダには干していません)
娘「なんで犬がいるの?」
警察犬のことね。
娘「かんしき?こうばん?けいじ?」
そう、色んな仕事について載せてくれているんです。
娘「てじょうって、おしりたんていにもあったよね?おなじ?」
あ~、そんなところにも気が付くんだね。
今までのどのメディアより食いつきが良くて、驚きました。
娘はこういうのが好きだったんだなって。
パパと娘のお話しタイム
夫が帰ってきたら、絵本の階級章の話になりました。
私「おかえりなさい」
娘「パパのどれ?どれ!?」
夫「え?急に何の話?」
私、経緯を説明。
夫、ちょっとドヤ顔で娘に階級章の説明。
私(へぇ~そんな違いがあるんだ)
私もぜんぜん知らなかったな。
ママは意外と詳しくありません。
他にも、
夫「刑事さんっていうのはね…」
夫「交番はね…」
あ~、なんかいいなぁ、この感じ。
ちょっと遠くから、微笑ましく見ていました。
ちなみに、1回で全部説明を聞いたわけじゃなくて、2週間くらいかかって、少しずつ娘からの質問と、夫から答える時間がありました。
娘も1人の時間に、何度も何度も絵本を開いて、繰り返し眺めていました。
私からもお話し。警察官の夜勤について
交番のページに夜勤の話が載っていました。
夜も働いていること、夜中に仮眠をすること。
夫は今は交番勤務ではないけど、
「ママと娘ちゃんが寝てるとき、パパこんなふうに働いてる日もあるんだよ」
絵本を一緒に見ながら、そう説明をしました。
実は以前から、当直明けでソファに横たわっている夫との、こんなやりとりが気になっていたんです。
娘が「ダラダラしてるー」
夫(無言)
私「パパはお仕事して帰ってきてるからね」
娘「でも寝てるよー」
正論ではあります。
これって、警察官家庭だけじゃなくて、夜勤家庭あるあるですよね。
子どもにとって夜勤って、夜=寝てる=休み、に見えちゃうんですよ。
でも本当は、人が寝てる時間に働いて、人が働いてる時間に寝る。
これを説明するのって、なかなか難しくないですか?
目には見えないから、説明って難しい。
でも絵本の、夜も働いている、短い時間だけ仮眠している、という説明があるだけで、夜もお仕事してたんだって伝わっている気がします。
私の言葉より、絵本の方が学びになるってあるあるだな、絵本の力ってすごいな、ってこういう時に思うんですよね。
ちょっと悔しいけど、助かってます。
身のまわりの犯罪も(いかのおすし)
絵本には、子ども向けの防犯の話も載っていて、夫がひとつひとつ話をしていました。
「園で聞いたかも」
娘の防犯教育にもなったかな。
こういう防犯の知識って、小さなころから何度も触れさせる方が良い気がしています。
園の交通安全教室のおまわりさんにも興味が
ちょうどその後、娘の通う園に、交通安全教室で警察官が来てくださいました。
娘「きてくれた人にも、あのバッジ、ついてた!」
やっぱりバッジに興味があるんだ笑
バッジ効果で楽しんでくれたかどうかはわかりませんが、横断歩道のわたり方や、歩道のない道の歩き方など、しっかり覚えて帰ってきました。
夫と娘の橋渡しに、ちょっと貢献できたかも
娘が急に、
「パパすごい!警察官かっこいい!」
…とはなりませんでした。
相変わらずパトカーイベントはスルーです。
でも、夫の職場の写真を見たら、
「パパのバッジ!」
「この人のバッジは?」
なんて喜んで聞くようになりました。
これも一つの興味の入り口じゃないかって思うんです。
思った方向性とは違ったけど、我が家としては大進歩。
警察官=悪い人を捕まえる、だけじゃないってことも、ちょっと伝わった気がします。
パトカーよりバッジ。
ヒーローより線の本数。
どうやら我が家の5歳は、車よりも装備品派のようです。
子どものツボって、本当に予想外ですね。
ちなみに、私が娘に見せたのは「学研のえほんずかん けいさつのずかん」という本です。
対象年齢は3~5歳とのことでした。
Amazonや楽天でも試し読みができるのでよかったら見てみてくださいね。
↓この楽天ブックスのページが、一番試し読みが多かったです↓
けいさつのずかん(楽天ブックス)思い描いていた展開とは違ったけれど、パパの仕事が、遠い世界の話じゃなくなったこと。
それが、今回絵本を見せて一番良かったと思う出来事なのでした。



