警察官の妻の私が妊娠中に悩んだこと「夫が育休を取ってくれない」

- 夫に育休を取ってほしいのに、なかなか話が進まない
- せめて数週間だけでも取ってもらえないの?
- 育休の話になると、取らないの一点張りで困る
- 一人でやっていくなんて、不安すぎる…
そんな悩みを抱える妊婦さん、多いのではありませんか?
警察官って、急な呼び出しや、帰りが遅い、当直などがありますもんね。
私も妊娠中に話し合いましたが、夫は「育休取得は難しい」と言うばかりだし、お腹の赤ちゃんは大きくなっていくし、自分の気持ちは上手にうまくコントロールできないしで、とても悩みました。
出産して約5年たったいま、夫に聞いた当時の本音や、夫の説得に失敗した経験からのアドバイスなどをまとめてみました!

警察官と結婚して約10年、1児の母の私からお話しします。
夫が育休を取れなかったときの、私の状況
育休を取ってほしいという話は、妊娠してから相談しました。

妊娠前にしっかり話し合っておけばよかった、と思っても、もう遅かったです…
しかし、そもそも夫は、育休を取りたいと思っていなかったようです。
周りに育休を取った人も少なくて、夫自身も「取れないよ」と言っていましたね。
誰にも頼れないのは無理過ぎる…と思い、1ヵ月間、実家を頼ろうと決めました。
実家のサポートはとても助かったのですが、「育休を取ってもらえなかった」と不満を引きずって、「ここは夫でないと…」と感じることも多く、とてもモヤモヤが残る実家生活になってしまいました。
夫に聞いた、育休を取らなかった理由
先日夫に、「そういえば、どうして育休を取らなかったの?本当のこと教えてよ」と聞いてみました。
答えは3つありました。
- 職場の風土とプレッシャー
- 収入が減る不安
- 今の仕事が楽しい・育休取ったら元の部署に戻れない
1.職場の風土とプレッシャー
警察はまだまだ昭和の考えが残っていて、制度上は育休を推奨していも、雰囲気的に言いづらいところがあるようです。
男性の育休取得率について、ちょっと気になって調べたのですが、地域によってめちゃくちゃ差がありました。
長崎県警 93.1%(2024年)
奈良県警 2.6% (2021年度)
年が違うので正しくは比べられませんが、明らかな差があるのは確かですよね。
奈良で育休を取得したのは、なんと154人中4人だったそうです。

まさに「まわりも皆、とってないよ」状態で、驚きました…!
ちなみに、全国平均は30.1%(2023年度)でした。
※参考
男性警察官の育児休業取得率93.1% 県警で育児や家事の分担のコツなど学ぶ《長崎》|長崎国際テレビ
全国ワースト6位の汚名返上なるか 奈良県警の育休取得率|朝日新聞
2.収入が減る不安
夫婦ともに育休となると、これから子どもにお金がかかるのに収入がガクッと減るので、その点が不安だったようです。

育児休業手当金としてもらえるのは、ざっくり6~7割のイメージ。
ちなみに警察共済組合の公式サイトには、こう書いてありました。
育児休業をした期間が180日に達するまでの間は、勤務しなかった期間1日につき標準報酬の日額(標準報酬の月額の22分の1)の67%となり、それ以降は50%となります。
3.今の仕事が楽しい・育休取ったら元の部署に戻れない
夫の一番の本心はこれでしたね。
当時夫は刑事をしていて、激務だけれど楽しかったみたいなんです。
その時も「育休をとってしまうと、復職するときにはきっと刑事を外されてしまう」と言っていました。

これってワーママのキャリアの悩みに近いですよね。
最終的に、この「刑事を続けたい」に私の気持ちは押されて、説得をあきらめました。
育休の話し合いの失敗談4つ
「この説得だと、全く夫に響かなかった」という失敗をお伝えします。
逆算して、「これならワンチャンいけたかも?」という方法も書きますね!
失敗1:「どうして取れないの?」
夫は、取れないor取りたくない理由を並べるだけでした。
「じゃぁこうしたら?」と私が提案しても、それは一般企業でしか働いたことがない私目線で、なんだか的外れだったみたいです。
「取るかどうかはいったん置いておいて、どうすれば育休が取れるかな?」
こう聞けば、考える内容が「取れない理由を探す」から「取れる理由を探す」に切り替わりますよね。

少なくとも「取れない理由を並べられるだけ」からは、一歩前進するはず!
失敗2:「育休を『1年間』取ってほしい」
1年間仕事から離れるなんて、夫にはとんでもなかったようです。ムリムリ!という感じでした。
いきなり大きなお願いをしても、なかなか受け入れられないことって、ありますよね。
そういう時は、小さなことからお願いしてみるといいんですって!
「せめて1週間だけでも取れないか考えてみない?」
「育休と言えば1年間!」と私は思っていたのですが、1週間なら「それくらいなら…」「異動にもならなさそう」と思ってもらえたかもしれません。
「1週間」がOKなら、「産院の2週間検診までは」「1ヵ月目のお宮参りまでは」など、交渉も進めやすくなりますよね。
ちなみに、宮崎県警の男性警察官の育休取得について、こんなニュースを見つけました。
令和4年度には74人が取得して対象者の61.7パーセントに達し、平均の取得日数は1人につき20.6日だったということです。
これを見る限り、1年や2年というのは、なかなか厳しい数字なのかもしれませんね。
でも、夫の育休0日だった私から言うと、1週間でもあった方が絶対にいいです!
産後の大変な現場をしっかり見てもらえますからね。

まずは短期間から、めげずに交渉してみてください!
失敗3:「育休取った人、先輩とかにいないの?聞いてみたら?」
嫌だったみたいで、全く自分からは聞きませんでした。
育休を取ったことのある共通の知り合いから、メリットを話してもらう
夫の仲の良い人から話してもらえば、最低限、聞く耳を持ってくれただろうな~と思います。
失敗4:私の大変さを訴える・子供の成長にいい影響があると説明する
人にもよりますが、ママとパパって、親になる自覚をもつタイミングが違うんですよ。
ママは妊娠中からママになりますが、パパは赤ちゃんが生まれた後にパパになります。
なのでまだ産まれていない段階で、「ママ」や「赤ちゃん主体」の話を夫にしても、心に響かなかったみたいです。
夫のメリットを訴える
正直な話、人って「自分にメリットがあって初めて動く」ところ、ありますよね?
たとえばこんなメリットがありますよ。
- 子どもとの時間が取れるから、可愛い時期を一緒に過ごせる
- 子どもとの絆が深まるから、子どもが「ママ」ばかりでパパの居場所がない、なんてことにならない
- 夫婦の絆も深まる
- 離婚率がさがる
- イクメン・家族思いと評価される

「自分にとってこっちの方が良いな」と思ってもらえるよう、前向きな内容を伝えてくださいね!
育休を取ってもらえない場合は、対策をとってみよう
「もう何をどう説得しても、育休を取ってもらえない」と悩んでいる方もいらっしゃいますよね。
行き詰った感じがして、気持ちもすごくしんどくて、辛くなりませんか?

私がそうだったのでわかります!
不安が目の前にせまっているのに、解消できないんですもん…
そんな状態で夫と話し合いを続けた結果、夫を責めるようになってしまい、何もいいことがなかったんです。
なので、一旦夫の説得から離れて、自分でもできる対策に目を向けるといいですよ。
「育休を取ってもらえないなら、どうすればやっていけるか」に悩みの矛先を変えてみる
いろいろな方法があるので気もまぎれますし、試しているうちに「こんな方法もあるんだ」と前向きにもなれます。
例えばこんな方法がありますよ。
- 実家や家族にサポートを相談
- 産後ケアや育児相談の地域サービス
- 家事代行サービス
- 宅食や楽に使えるミルク商品を調べたり試したり
- 育児相談ができる助産院を探す
いざ産まれてから調べるのって、意外とできないんですよ~。
睡眠時間を削っての育児になるので、スキマ時間はとにかく寝たい!ってなりますからね。

ぐるぐる悩んでしまう時間を、前向きな時間にかえましょう♪
めちゃくちゃ楽になった、使って良かった商品
「らくらくミルク」常温で飲める液体ミルク
明治が販売している、液体タイプのミルクです。
アタッチメント(吸い口)が別売りなので注意してください。アタッチメントはこちら↓


出来上がっているので、ミルクを作らなくていいのがとっても楽です!災害時にも飲ませやすいですよね。
ジュースのように缶に入っているので、飲み口(専用アタッチメント)をつければ、そのまま赤ちゃんに授乳できます。

哺乳瓶の消毒の手間も減ります!
冷凍の宅食(ワタミ)
自分で自分の食事を用意するのが、結構大変だったんですよね。赤ちゃん連れだと気軽に買い物にもいけませんし。
使ってみた宅食でおすすめなのが、有名な【ワタミの宅食ダイレクト】 です。
優しい味付けで、トレーのままレンチンして、食べたら捨てれば片付きます。お箸も割りばしを使って、洗い物なしにしていました。
定期購入でいつでも10%オフで、お休みや変更もでき、手数料も解約金も0円です。
ここから注文できます↓

選べるお試し10食セットは、1食390円~とお手頃です♪
栄養バランスや塩分も考えられているので、妊娠中にも取り入れやすいですよ!

今のうちに初回登録を済ませておけば、出産後の注文も楽です♪
商品やサービスは、お金はかかりますが、私の経験上「育休が難しいからサービスや商品を使う」「育休で収入が減るよりはマシ」という理由があるので、夫も前向きに検討してくれました!
もし育休を取ってもらえたとしても、あわせてサービスや商品を使えば楽ができるので、調べたり試したりしておいて損はありませんよ。
【まとめ】話し合いにはコツがある・育休を取ってもらえなくてもサポートを得る方法はたくさんある
妊娠中って、不安がたくさんありますよね!
つわりが酷かったり、メンタルもボロボロになったり、ちゃんと産まれてきてくれるか、ママになれるかなどなど…!すっごくわかります!

こうやって調べている時点で、きっと不安と戦っていて、すごく頑張っているんだと思います!
不安や不満をご主人にぶつけたいところですが、話し合いに限ってはプラスにならないと経験しました(汗)ので、お伝えしたコツを参考に話し合ってみてくださいね。
- 「取るかどうかはいったん置いておいて、どうすれば育休が取れるかな?」
- 夫のメリットを訴える
- 「せめて1週間だけでも取れないか考えてみない?」
- 育休を取ったことのある共通の知り合いから、メリットを話してもらう
育休をとってもらえるのが一番ですが、どうしてもうまくいかない時は、「思い切って他の人や物やサービスに頼りまくろう」と気持ちを切り替えてみてください!
- 実家や家族にサポートを相談する
- 産後ケアや育児相談の地域サービスを調べる
- 家事代行サービスを調べる
- 宅食や楽に使えるミルク商品を調べたり試したりする
- 育児相談ができる助産院を探す
今まで知らなかったグッズやサービスなどは、見るだけでもけっこう楽しいです。きっと、気持ちもあがります♪
まだまだ不安がたくさんあると思いますが、私も出産経験者として、応援しています!

頭がネガティブなことでいっぱいになっているなら、次の記事をみて息抜きしてくださいね~!

