夫の3交代勤務で子どもが不安定になったときの10の工夫|警察官パパとの子育て

警察官パパとの子育て|夫の3交代勤務で子どもが不安定になったときの10の工夫
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こんな人に読んで欲しい
  • 警察官パパの異動で、子どもが情緒不安定になってしまった
  • 夜勤や当直の日、子どもが「パパがいない」と泣いてしまう
  • 「どうやって説明したら納得してくれる?」と悩んでいる
  • 同じ立場のママがどうやって子どもと向き合っているのか知りたい
葵

こんにちは、白石葵です

警察官と結婚して約10年、1児の母の私からお話しします

警察官パパとの子育てって難しいな、って思うこと、やっぱりありますよね。

当直で夜いないのはもちろんですが、異動で勤務のリズムがガラッと変わったのもなかなか大変でした。

実は夫の勤務リズムが変わった時、娘が不安定になっちゃったんですよ。

今日はそんな時、どうやって乗り越えたかのお話です。

警察官の3交代勤務とは?家庭が不安定になりやすい理由

警察官の勤務体制の中でも、特に生活リズムが崩れやすいのが「3交代勤務」です。

【3交代制勤務とは】

 
「当直→非番→公休」をくり返す働き方のこと

 

当直(1日目)

朝から翌朝まで仕事
 

非番(2日目)

朝で終わって、後は休み
 

公休(3日目)

丸一日休み

 

土日祝に関係なく、このサイクルが続きます

この働き方の大変なところは、家族の生活リズムまで巻き込まれること。

たとえば、

家族が巻き込まれる生活リズム
  • 曜日で生活リズムが決められない
  • パパ休みの土日祝が、月3日くらいしかない
  • カレンダーを見ないと、パパの休みがわからない
  • 当直明けは家にいても寝ていることが多い

ということが日常的に起こります。

子どもから見ると、「パパがいついるのか分からない」「寝てばっかり」という印象になり、そこから不安や寂しさを感じるケースが多いです。

3交代勤務がはじまった日から、生活がガラッと変わった

夫が3交代勤務になったのは、娘がまだ2歳くらいで保育園に通っていた頃。

それまでは日勤が中心でした。

寝かしつけに間に合わず、夜遅くに帰ってくることも多かったけど、朝になればちゃんとパパがいる

パパ~♡♡♡

夫(警察官)
夫(警察官)

おはよう~昨日はよく寝てたねぇ

と、ほのぼのした朝を迎えていました。

でも3交代勤務に変わって、突然そのリズムが崩れたんです。

それまでは6日に1回だった当直が、3日に1回になりました。

夜パパがいない、朝になっても会えない、そんな日が増えたんです。

夜になると、こんなやりとりばかりでした。

パパは?

葵

今日はいないよ

なんで?

葵

お仕事だよ

最初のうちは「私がいるから大丈夫そう」と思っていたけど、数日後から娘の様子が変わっていきました

娘が不安定になったときのサイン

我が家では、3交代勤務が始まって2週間くらいで、娘の行動に小さな変化が出始めました。

娘の変化
  • 保育園の登園時に泣くようになった
  • 「パパいないからイヤ」と拒否が強くなる
  • 毎日「今日パパは?」と聞く
  • 不機嫌が増えて、些細なことで泣く

朝、保育園に連れて行っても、私からなかなか離れない。

だっこ、だっこ~(泣)

泣きながら寝付く夜も。

パ~パ~(泣)

最初は私もどうしていいか分からなくて、「仕事なんだよ…」と繰り返すうちに、娘の顔がどんどん曇っていく。

夫には「また泣きながら寝たよ」と報告することが増えて。

私の心の余裕もなくなっていました。

私の不安も娘にそのまま伝わっていたんだと思います。

「これはきっと、生活リズムの変化に娘がついていけていないんだ

子どもは環境の変化に敏感というから、かなり気を付けていたおかげで、すぐに気が付きました。

我が家が試した11つの工夫

1.娘の気持ちを言語化し、ひたすら共感する

夜になると泣きながら「パパ~」と言う娘を、私はひたすら抱きしめました。

2歳頃は、まだ自分の気持ちを上手に伝えられません。

だから先に娘の気持ちを言語化してから、共感するようにしました

葵

パパがいなくてさみしいんだね

うん(泣)

葵

パパに会いたいんだね

うん(泣)

何度も何度も、涙と鼻水でぐしゃぐしゃな娘と、同じ会話を繰り返しました。

気を付けたのは、「泣かないの」「仕方ないでしょ」とは言わないで、娘の気持ちを全部受け止めるようにしたこと。

だって、私自身が夫の彼女だったころ、同じことを言われたら、余計に悲しくなったと思うから。

2.「なんで?」と聞かれたときにだけ、少しずつ説明

泣く中で時々、「なんで?」と聞かれることがありました。

そんな時だけ、短く伝えるようにしました

葵

当直って言って、夜にお仕事してるんだよ

葵

パパは警察官で、みんなが安心して眠れるようにお仕事してくれてるの

葵

パパが働いてくれるから、おやつやおもちゃが買えるんだよ

娘はいつも無言でしたが、私の目を見て、真剣に聞いていました。

警察官という仕事の意味を、子どもなりに理解していけるように、焦らず、聞かれたときだけ話すようにしました。

少しずつ娘の中で、「パパがいない=さみしい」から「パパはお仕事をしているからいない」に変わっていったようです。

3.パパの勤務カレンダーを作る

「明日もいないのかな?」という不安が、いつも娘にあるように思えたので、パパの予定を見える化しました。

保育園児には時間や曜日の感覚がまだ薄いので、カレンダーにパパが当直の日を書き込んで、一緒に確認しました。

当直の日には、動物の絵をかいて、子どもがパッと見て分かるように。

葵

ほら、明日はパパ帰ってくるよ

(ニッコニコの笑顔)

葵

その次の日は、パパお家にいるよ

また、いない?

葵

そうだね

でもその次は、帰ってくるよ

視覚でわかると、パパがいない日の見通しがついたのか、ちゃんと帰ってくるとわかって、安心したようでした。

4.パパの写真を用意する

スマホの写真を見せると眠れなくなってしまうことがあったので、あえて印刷した写真を使いました。

おでかけの時や、何気ない日常の一コマなど、パパの笑顔をいつでも見られるように。

私のスマホがなくても、娘が好きなときに眺められるので、娘も喜んでいましたよ。

我が家は docomoのヘビーユーザーなので、dフォトっていうサービスを使って、定期的にフォトブックを作っています。

手軽に見返せるので重宝してるんですよね。

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5.ひたすら寄り添う日をつくる

あまりに泣いてどうにもならなかった夜は、思い切って家事をお休みしました。

「ママがそばにいるよ。1人にはしないよ」って、体で感じてもらう時間。

晩ごはんのお皿はシンクに放りっぱなしでいい、部屋の片づけが終わってなくてもいい。

落ち着いた娘が遊びだすと、普段は家事でちょこちょこ席を立つことが多かったけど、その時は席を外さずひたすら一緒にいました

葵

お膝においで

好きな絵本読んであげる

葵

○○ちゃん大好きだよ、そばにいるよ

娘の心の穴を、ママの愛でいっぱいにしたくて。

きっと、娘の心のガソリンになっていた気がします。

6.絵本で「パパはすてきなお仕事をしてる」と伝える

警察官が出てくる絵本をいくつか選んで読み聞かせました。

葵

パパも警察官なんだよ

おんなじだね

パトカー、のる?

葵

乗る時もあるんだって~

少しずつ、「パパは夜いない=悪いこと」じゃなくて、「みんなを守ってくれてる、助けてる」に変わっていきました

7.パパ働いてくれてありがとう、を口癖にする

おやつを食べる時や、買い物、外食のとき。

葵

パパが働いて、お金を持って帰ってきてくれるから、買えるんだよ

パパ、ありがとう

あえてハッキリと言葉にするようにしました。

パパがそこにいても、いなくてもです。

するとパパがいるときに娘が

パパありがとう~♡

と言うことが増えて、家の中の空気がやわらかくなっていきましたね。

8.パパとLINEスタンプでつながる

娘からの一方通行でしたが、「このスタンプかわいいね〜」と楽しみながらLINEスタンプを送る時間をつくりました。

何度も連打するので、夫にはものすごい量の通知が来ていたと思います(笑)

翌朝、返事があると飛び跳ねて喜んで、パパがいない朝もご機嫌で過ごせる時間が増えました。

9.最終手段!パパとビデオ通話

パパの休憩時間が合うときだけでしたが、ビデオ通話してもらいました。

なかなか切りたがらないので、夫も大変だったと思いますが、娘にとって特別な、本当に嬉しい時間だったようです。

クセになると困るので、本当に最終手段として使っています。

10.パパも活躍!パパと2人で過ごす特別な時間をつくってもらう

帰ってきた日は、できるだけパパとお風呂

休みの日は、あえて2人で出かける時間を作ってもらいました。

私の父も夜勤や当直がある人だったのでわかるのですが、普段パパと過ごす時間が少ないと、「パパと2人で過ごす」ってだけで特別で、思い出にも強く残るんですよね。

だから、あえて2人の時間を作ってもらいました。

娘の変化と、親としての気づき

こうして少しずつ工夫を重ねるうちに、娘はパパの仕事をちゃんと理解できるようになっていきました。

夜に泣くことも、次第になくなりました。

今では、外食のときや買い物のときに、

パパがお仕事してくれるから買えるんだね!

ありがとう♡

と、自然に言うことも増えました。

5歳のとき、1週間パパが不在にしたこともありましたが、そのときは自分で写真を枕元に置き、

パパの写真といっしょに寝る~

と言って眠ったんです。

娘なりに、寂しさをどう乗り越えるかを学んでいたんですね。

まとめ:警察官家庭の子育ては、特別な強さを育てる時間

警察官という仕事は、急にリズムがかわることがありますよね。

だけどその分、親も子も、強く優しく柔軟になれる機会がたくさんあると思ってます。

我が家が試した10の工夫
  1. 娘の気持ちを言語化し、ひたすら共感する
  2. 「なんで?」と聞かれたら、少しずつ説明
  3. パパの勤務カレンダーを作る
  4. パパの写真を用意する
  5. ひたすら寄り添う日をつくる
  6. 絵本で「パパはすてきなお仕事をしてる」と伝える
  7. パパ働いてくれてありがとう、を口癖にする
  8. パパとLINEスタンプでつながる
  9. パパとビデオ通話
  10. パパと2人で過ごす特別な時間をつくる

今、同じように警察官パパの勤務の変化で子どもとの関係に悩んでいるママがいたら、焦らず、比べず、ただ寄り添うだけで大丈夫です。

子どもはちゃんと、愛されていることを感じ取って育っていきますから。

毎日会えるのももちろんいいですが、会えない時間があるからこそ、家族の絆が深まることもあります

みなさんも、ご主人と付き合い始めてからずっと、そうやって絆を深めてきたのではありませんか?

だからきっと大丈夫。自信をもってくださいね!

警察官パパとの子育ては、特別な経験ですが、一緒に頑張っていきましょう。応援しています。

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ABOUT ME
白石 葵
白石 葵
Aoi Shiraishi
警察官の夫と小さな娘と暮らす、アラフォーママです。結婚して約10年、警察官を夫にもつ妻ならではの悩みや日々の出来事を、たくさん経験してきました。その経験を活かして、同じ立場の方の役に立てたらと思い、当ブログ「ケイツマ」を運営しています。
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