警察官と共働きでの子育て、どう頑張っても回らないときの対処法
- 警察官の夫と共働きで子育てが大変な人
- ワンオペ気味で不安な人
- 誰かの手を借りるか迷っている人
- 警察官家庭のリアルを知りたい人
警察官のパートナーとして10年以上の私から、
子育て経験も交えてお話しします
警察官の夫と共働き、しかも子育て中だと、気づけば毎日がワンオペみたいになっていませんか?
子育てはもちろん、仕事も生活も全部回していかなきゃいけないし…。
私も「これ以上は頑張れない…」と思うほどしんどい時期があったので、痛いほどわかります。
そんな私でも、思い切って行動を変えたら、生活を立て直すことができました。
この記事では、周りの手をどう借りたか、そして夫の部署異動で何が変わったのか、私のリアルな体験をまとめています。
今まさに共働きで子育て中の方、これから子どもが欲しいと思っている方を応援する気持ちで書きました。
きっと参考にしていただけるはずです。
警察官家庭の共働き子育て、現実はこうでした
不規則勤務・夜勤・突然の呼び出しは当たり前
夫が刑事だった頃は、夜8時を過ぎても帰ってこない日ばかりでした。
夜勤明けも午前帰りはほとんどなし、晩ごはんが終わってから帰ってくることも普通。
しかも休みの日の前夜に、突然電話が鳴って「明日、ちょっと仕事行ってくる」なんて。
私はいつも、
「結局いつ帰ってくるのかな」
「いつになったら頼れるんだろう」
そんな気持ちばかり抱いていました。
最初からワンオペになりやすい仕組みになっていた
そもそも夫は家にいない時間が長いし、家にいても夜勤明けでぐっすり。
こっちの生活リズムに合わせて家事育児をお願いするのが、どうしても難しいんですよね。
特に一番バタバタする、
仕事終わり → お迎え → ご飯 → お風呂 → 寝かしつけ
怒涛の流れが全部終わった頃に夫が帰ってくると、「今じゃないんだよな…」と思ってしまう瞬間もありました。
気づけば負担も孤独も、ぜんぶ自分に集まっている
仕事・家事・育児が全部自分に集まってきて、頼りたい相手に頼れないと、どうしても気持ちが重くなってきます。
有料サービスを使うのも抵抗があって、
「これくらい自分でやらないと」
「お金を出して頼るなんて、贅沢だよね」
と踏ん張っていた時期は、正直しんどかったです。
娘の発熱での急な呼び出しも全部私。
職場で申し訳なさを感じるたび、夫はこんな気持ちにならなくていいな…と黒い感情が出てくることさえありました。
仕組みを変えたら、毎日が少しずつ動きやすくなった
思い切って周りの手を借りたり、夫が子育てしやすい部署に異動したら、全部自分でやらなきゃ!ってプレッシャーが無くなって、毎日がスムーズになっていったんです。
ひとりで抱えていた辛さも減って、生きる楽しさと育児の幸せを、だんだん取り戻せていきました。
警察官の妻は全部抱えやすい。周りの手や勤務形態も活用しよう
妻が一人で背負わないのが前提
警察官の妻って、自立心が強くなりがちです。
私さえ頑張れば大丈夫
私がしっかりしていれば回るはず
そう考えてしまう人、多いと思います。
無理なく背負えるならそれも選択肢ですが、限界を迎える前に、負担を減らす仕組みや夫の仕事の調整案は考えておいた方がいいんです。
一人で背負い込んだ私の大失敗
私は全部を抱え込んで、大きくつまずいた経験があります。
なぜか娘は市販の離乳食を食べない子で、毎回手作り。
お総菜にも抵抗があって、家事育児サービスも贅沢だと思って使えませんでした。
その結果、疲れやイライラが全部夫に向かってしまった時期がありました。
ヒステリックになったり、泣きながら家事をしたり、眠れなくなったり…。
明らかに限界を超えていました。
子どもにとっても良い環境じゃなかったと思います。
周りの手や夫の部署異動を贅沢と思わないで
誰かや何かに頼るのは、手抜きでも甘えでもありません。
また、夫の仕事を家庭に合わせて調整するのも、夫婦で働きやすくなる良い方法です。
だって共働き育児って、人生のなかでも相当ハードな時期。
ひとりで抱える方が無理があるんですよね。
- サポートは甘えじゃない
- 生活を守るための仕組み
- 夫婦共倒れを防ぐために、周りの手や勤務形態も活用
自分の時間をつくるのは、家族のためにもなる
自分の時間がとれるようになってから、気持ちの余裕が戻ってきました。
夫婦の空気も柔らかくなって、子どもにも落ち着いて向き合えるようになって、家全体が安定していったんです。
私が頑張ればいい
じゃなくて
私が楽になる仕組みをつくろう
でいいんですよ。
警察官の子育ての強い味方。周りの手はこう借りる
どこまで使ってOKか決めておく
ファミサポ、一時預かり、病児保育、実家、子育て支援センター…。
使えるサービスはいろいろあります。
だから、ここまでは使っていいよね、という線引きを夫婦で先に決めておくと楽になります。
妻だけで考えると
「これにお金を使っていいのかな」
「頼りすぎと思われないかな」
なんて迷って、余計にストレスになったり、結局我慢してしまうんですよね。
- 病児保育を使うタイミング
- 一時預かりは、夫の夜勤明けは使う?
- 実家に頼る頻度は?
小さなルールでも、先に決めておけば気兼ねなく使えますよね。
私が頼った周りの手3つ
私が一番頼ったのが、実家、マクドナルド、支援センターです。
実家
夫が当直の日は、保育園のお迎え後、そのまま娘を連れて実家へ行っていました。
実家でお願いしていたことはこんな感じです。
- 園から持ち帰った水筒やお箸セットの洗浄
- 晩ごはんの片付け(おかずは持参していました)
- お風呂後のパジャマ着せとドライヤー
私の歯磨きまで全部終わらせたら、あとは家に帰って寝るだけ。
持ち物の準備や、実家との往復の手間はあったけど、誰かが助けてくれるという安心感は何より大きかったです。
ただ、母自身もケアが必要な人だったので、行くと私が世話側に回ることもあり、行くか行かないかは慎重に判断していました。
マクドナルド
夫も実家も頼れない日は、今でもときどきマクドナルドに行っています。
待ち時間も少ないし、テーブルまで運んでもらえて、洗い物もゼロ。
ハッピーセットのおもちゃで、娘もご機嫌です。
子育て支援センター
育休中だけでなく、復職後もお世話になっていました。
週末は保育園が使えないので、娘と私の2人きりがしんどい時期に、よく駆け込んでいたんです。
安心して遊べる環境だし、スタッフさんが軽い愚痴まで聞いてくれるので、気持ちの面でも本当に救われました。
夫の勤務形態・部署を家庭に合わせる工夫
部署によって変わる生活リズム
夫の部署によって、家庭の回り方って本当に変わります。
夫が言うには、交番勤務は3交代といっても、仕事がハードで家でグッタリ。
私の経験だと、刑事課は急な呼び出しも残業も多く、共働きには厳しい環境でした。
勤務の種類や部署ごとの違いを、職場の先輩に聞いてもらっておくと考えやすくなりますね。
家庭に合う希望を出すタイミングと話し合いのコツ
警察官は異動前に希望を伝えられる面談があります。
夫婦で話し合って、家庭に合う勤務形態を選ぶために希望を出すのも良い方法。
- 家庭の状況や子育ての負担を具体的に整理して伝える
- 夫の気持ちやキャリアへの影響も考えてバランスをとる
- 異動面談時期の前から準備しておく
こうしておくと、希望がしっかりと伝わりやすくなりますよ。
部署変更で生活が回りやすくなった私の体験
実際、夫は子育てのために希望を出して、刑事から3交代勤務の仕事に変わりました。
その結果、夫が3日に1日はしっかり休みなので、家事や園の送迎を変わってもらえ、とても楽になったんです。
部署によって、共働きのしやすさって全然違うんだ…と感じましたよ。
共働きをラクにする働き方と日常の工夫
貯蓄より毎日を回すことを優先
家事・育児・仕事が同時進行って、とにかく負担が大きいです。
貯蓄よりも生活の回しやすさを優先する視点も持ってみて。
もちろん家庭によって優先順位は違うので、まずは夫婦で話し合いましょう。
不安があるなら、ライフプランを一度プロに見てもらうのも良い方法です。
私も相談した経験がありますが、生活が整うと、夫婦関係や子育てまで安定しましたよ。
私もお世話になったのですが、こういった無料サービスで見てもらえます↓

夫の勤務表に合わせすぎない働き方
警察官の勤務って特殊なので、全部を夫に合わせてしまうと、自分の働きやすさが削られてしまいます。
だから、
自分はこう働きたい
自分はこのペースがいい
という優先順位も大切にしてくださいね。
そして夫婦の休みは「合えばラッキー」じゃなく、意識して調整し合うと家族の時間も作りやすくなりますよ。
家族との時間の作り方は、こちらも参考にしてくださいね↓

夜勤明けの夫に、育児をどこまで任せる?
「夜勤明けだから無理だよね」と妻が全部判断してしまうと、夫も関わりづらくなります。
できれば夫自身に「ここまでならできる」と言ってもらうのがおすすめ。
私たちがやってみてハードルが低かったのは、娘がテレビを見る間、夫にそばにいてもらう、でした。
夫がソファにすわり、娘は膝の上。
これだけでも親子のふれあいですよね。
いつの間にか2人で寝落ちしていることもあり、ほほえましかったです。
育休・時短制度はもっと活用していい
警察官でも育休や時短を使っている人はいます。
夫のキャリアにも関わるので、夫婦でじっくり話し合ってくださいね。
自分の勤務を調整する
私の場合、フルタイムから週4勤務の時短に切り替えたことで、気持ちがかなりラクになりました。
固定休に家事をまとめて片付けられるので、日常に余裕が生まれましたよ。
警察官家庭ならではの働き方の悩みと対策
「夫が急に仕事!」のダメージを軽くする方法
夫の突然の出動って、予定にも心にも大ダメージなんですよね。
私はそういう日は、普段より何もしない日!と割り切るようにしました。
掃除、洗濯、洗い物…今日じゃなくていいものは後回しでOK。
緊急モードと思えば、あれもこれもとパニックにならず楽ですよ。
転勤があっても働き続ける方法(私の実例)
夫が警察官だと、どうしても転勤の心配がありますよね。
私はWeb関連の資格を取り、転職しました。
最初はフルタイム、娘が生まれてからは時短勤務。
今はリモートワークも増えているので、転勤前提の働き方は以前よりずっと選びやすくなっています。
その後退職し、今はWeb関連の個人事業主として家で働いています。
転勤に左右されませんし、子育てとの両立も楽になりました。
朝のバタバタを減らす育児分担の工夫
役割をハッキリさせる
私と夫が忙しかった時期、朝の育児でモヤモヤがたまっていました。
そんなとき、会話で役割をひとつ決めるだけで、とっても楽になったんです。
あなたは準備が終わったらそのまま出られるでしょ?
私はそこから30分が本番で、毎朝かなりバタバタしてて…
でも急がないと遅刻するし…
そこはわかるんだけど
娘の着替えだけでも先に終わらせてくれれば、私も動きやすくなるなと思ってて
このやり取りのあと、夫は起きる時間を少し早め、着替えの段取りも工夫してくれるようになりました。
結果、
「今日やってくれるのかな…」
「いちいちお願いしなきゃだめ?」
というモヤモヤが減り、朝のギスギスがとても軽くなったんです。
- 小さくていいから役割を決める
- 誰が何を先にやるかを具体的に伝える
- お互いに感謝しあう
小さな役割を決めるだけでも、夫婦のストレスって減らせるんですよ。
分担の話し合いに使えるコツ
生活リズムがズレやすい夫との話し合いには、コツがあります。
- 気持ちを整理し、メモしてから話す
- あらかじめ話す日時を決めておく
感情が先に出やすい女性と、結論を知りたい男性。
それに妻は話す準備ができていても、夫は疲れていたりでタイミングがズレることがあります。
この違いを前提に準備しておくようになってから、話し合いが進みやすくなりましたよ。
不規則でも混乱しない、時間管理とスケジュール共有のやり方
カレンダーアプリで夫婦の予定をリアルタイム共有
私はTimeTreeというアプリを使っています(無料)。
家の壁掛けカレンダーだけだと、どうしても限界があったんですよね。
カレンダーに書いたのに伝わっていない、逆に夫が書いたのに私が気づかない、LINEで送ったのにお互い見落としていた…
みたいな小さなズレが積み重なって、余計にイライラしてしまいました。
警察官の仕事って、日中でも急な呼び出しや残業が当たり前だから、リアルタイムで共有できるアプリの方が圧倒的に回りやすいと感じています。
年間行事予定をもらったら即登録しておく
保育園や学校の年間予定表をもらったら、ぜんぶアプリに入れています。
夫の当直や休みが先までわかっていることもあるので、早めに重なりを把握しておくと気持ちが楽ですよ。
「この日は確実に無理そうだな」
「ここは実家に頼ろうかな」
と、早い段階で判断しやすくなるんですよね。
子どもの行事は他の警察官パパと重なることも
運動会などは、職場に同じような家庭が多いと、どうしても休み希望が集中しがちです。
譲り合いが必要な場面があるようで、夫からも「職場の人達で話し合って調整したよ」と聞くことも。
必要なときは、できるだけ早く予定を伝えておくと夫も動きやすいし、周りとのコミュニケーションも大切に。
警察官家庭ならではの家計の整え方
子育て中は、時間も体力も限られています。
家事や育児、仕事を回すだけで精一杯なのに、家計のやりくりまで一人で抱えてしまうと、余計に疲れますよね。
特に警察官は、転勤や残業で収入が変わることもあるので、家計の仕組みづくりも大事なポイントになります。
共働き家計は得意・不得意を認め合うことから
我が家は、夫がどんぶり勘定タイプで、私は事務職の経験もあって家計管理がわりと得意でした。
なので結婚当初から私が一本化して管理していて、夫には使った分を家計簿アプリに入力してもらう、という形に落ち着いています。
得意なほうがやる、不得意なほうは任せる。
これだけで家計のストレスが減っていきました。
ちなみに家計簿アプリはZaim(無料)を使っています。
警察官ならではの貯蓄制度
警察官には財形貯蓄や社宅など、一般家庭よりも活用しやすい制度があります。
特に財形は天引きなので、手間もかからないし、意志に頼らずに貯められますよ。
社宅は好みが分かれるものの、節約効果はかなり大きいので、利用する家庭も多いですね。
教育費は早いうちから準備しよう
警察官は異動も多く、夫の収入が一時的に増えたり減ったりする時期もあります。
だからこそ教育費は、早めにコツコツが安心につながると感じています。
我が家も児童手当は全額貯金しつつ、積立を少しずつ始めていました。
楽なお金の管理法
家計管理は仕組みができれば、一気に楽になります。
- 先取り貯蓄
- 給料日に自動で別口座へ積立
- 用途ごとに口座を分ける
- 固定費は全部自動引き落とし
- 家計簿アプリでレシート入力を省く
- 月1回だけ見直す
このあたりを整えるだけで、家計管理がかなり簡単になります。
楽な管理法すら大変…という人が頼れるサービス
家計管理には自信があったはずなのに、挫折
実は私、家計管理は得意なほうと思っていました。
実際、夫と一緒に暮らしてから、二人の口座もお金もまとめて私が管理していました。
先取り貯金もバッチリで、かなり余裕があったんです。
でも娘が生まれてから、時間もないし、収入も支出も複雑になって…。
今までのやり方がまったく回らなくなり、一度は完全に挫折しました。
無料で相談に乗ってもらったら、あっという間に解決!
そこでFPさんに相談し、家計状況を整理してもらったら、無理のない家計の回し方がやっと見つかったんです。
教育費、ボーナスの使い方、保険の整理、将来の大きな支出の見通し…。
自分だけで判断するより、圧倒的に早かったですよ。
今の生活を続けるのが安心なのか、少し仕事をセーブしていいのか、外部サービスを毎月いくらまで使えるのか、教育費を貯めるには何が最適なのか。
こういったことが具体的にクリアになって、心が軽くなりました。
それに「私は○○の管理は苦手で、△△はできて…」という得意不得意を話したら、私に合う家計管理の方法を教えてくださって、とっても楽になったんです。
警察共済か民間保険か?なんて相談にも乗ってもらえましたよ。
私は何度でも同じFPさんに無料でオンライン相談できる、マネーキャリアというサービスを使いました。
その時のことは、こちらにまとめてあります↓

まとめ:警察官との共働き×子育て、一人で抱えなくて大丈夫
警察官と共働きでの子育てって、どうしても妻に負担が集まりやすいみたいです。
私も最初は全部抱え込んでしまって、疲れやイライラが子どもや夫に向くこともありました。
でも工夫したら、ちゃんと楽になれたんです。
あなたにも、きっとできるはず。
- 家事・育児の一部を外のサービスや実家にお願いしてみる
- 夫婦の勤務形態や部署の希望について話し合う
- 家計の回しやすさを整える
ちょっとの行動で、これからの負担を減らしていきましょう。
あなたが無理せず、抱え込まず、皆が幸せになる仕組みを少しずつ作ってみてくださいね。
